職場の飲み会が復活の兆し
コロナ禍が収まりつつあり、職場で飲み会の話がチラホラ出てきました。ビアガーデン、忘年会、歓迎会等、職場での飲み会がこれから増えていくものと思われます
大手企業は職場の飲み会が多い
新年会、親睦会、歓送迎会、忘年会は勿論、お花見会、ビアガーデン、ボーリング大会、焼き肉大会の各種イベントもあります。
私はお酒が強くないので、飲み会は基本好きではありませんが
「郷に入っては郷に従え」
私の好きな言葉です。
中途採用者はビールとグラスを持ってお酌をしに回ります。製造業は基本体育会系なので、転職当初はガンガン飲まされベロベロに酔っ払い、駅ビルの階段で朝まで寝ていたこともあります。
飲まされるのは修行のようなもので苦にはなりませんでしたが、私が職場の飲み会で唯一悩んだことは「職場の飲み会で何を着て行けばよいのか?」です。
ここでは、私が職場の飲み会の服装選びで失敗した話をします。
中間管理職になり職場の飲み会で服装に悩む
大手企業に転職して2年後、私は中間管理職に出世していました。
今までは服装は気にはしておらず「半ズボンやデニム」のようなラフな格好をしていましたが、中間管理職になるとそうもいきません。
職場の飲み会では、普段着でも恥ずかしくないファッションを心掛ける必要があります。
外注先や研修に行く際はスーツを着ますが、製造業では仕事中は会社から支給される制服(作業着)を着るのが基本です。普段着で会社に入り、ロッカーで即着替えるので、お洒落な服を必要とする機会が少ないのです。
堅苦しくなく、砕け過ぎずの微妙なラインを狙うには?
職場の飲み会はスーツ着用にすれば楽なのですが、工場系の飲み会でガチガチのスーツを着ていくと周りから浮いて嫌われます。
他の中間管理職の連中は清潔感があって目立ち過ぎず、落ち着いた印象を与えるファッションをしていました。
- シャツもしくはに薄手のジャケット、黒系のスラックスに靴はローファー
- 暖色系のポロシャツ、(破れなし)色の濃いジーパン、靴はスニーカー
中間管理職の職場の飲み会でのファッションは、大概は上記1、2で決まります。
それなら何も悩むことは無いと思われますが、私のファッションの制約があります。
私の生活は豊かではありません。
大手企業に転職してから年収は2倍 ボーナスは5ヶ月分になりましたが、ブラック企業勤めが長く貯金がありません。
家も借家でこれから子供の進学費用が掛かります。更に車を5年ローンで買ったので無駄な出費が増えました。
今まで貧乏で出来なかった家族旅行もしたい。
節約で自分の服装にお金を掛け無い為、靴は長男のお古のスポーツシューズを履くことにしています。
長男の足のサイズは28です。中学1年の時は26でしたが、半年で足のサイズが大きくなり、靴を何足も買い替えました。
靴箱は長男の靴だらけで5足以上あります。これを捨てるなんてもったいない。
長男のスポーツシューズを履きつつ、職場の飲み会で管理職が恥ずかしくない服装。はたして両立が可能なのでしょうか?
職場飲み会での服選びは「ファッションセンターしまむら」
私が考えた苦肉の策です
同系列のユニクロは出所が分かってしまうので職場の飲み会では着れません。有名ブランドのような高級感、お手頃価格でトレンド商品を取り扱っている「ファッションセンターしまむら」を選びました。
コストパフォーマンス最高
【しまむら メンズ スポーツのエリアで購入】
上着は清潔感のある白か青のトレーニングウェアとパーカーで揃える。聞いたことが無いメーカーで英語のロゴのあるウェアをチョイス。
ズボンをトレーニングウェアにしてしまうと、ジョギング帰りのオッサンになってしまうので、ズボンは黒系のトレッキングパンツを購入しました。冬場は同じように、登山者用のスポーツウェアにすれば完璧です。
このファッションなら、おしゃれなカバンやポーチを持つ必要も無く、リュックで違和感がありません。
上下合わせても1万以内で購入ができて、普段着にも流用できます。高級感は限界がありますが、清潔感、躍動感が溢れるファッションになりました。
これで職場の飲み会も怖くありません。
「ジョギングとアウトドアが好きです!」で突き通し、その後しばらくは何事も無く職場の飲み会をクリアできていたのですが・・
2次会で部門長から靴でお説教を受ける
忘年会の2次会で部門長の幹部連に誘われて、ショットバーに行った時にお叱りを受けた。
「君は管理職だろう。靴がおかしいんじゃないのか?頑張れば君の様な立場になれると働いてる若手もいる。君の様な靴だと、部下が出世に希望を持てなくなる。」
ショットバーでスポーツファッションは適していないことは分かるが、誘われることを想定していたわけではない。
お説教を受ける筋合いは無いと思ったが、服装でなくピンポイントで靴を言われて動揺した。靴が汚れていた訳では無い。3ヵ月しか履いていない新品同様の5000円以上したナイキの靴だ。
何がいけなかったのだろう?
「何か問題でもあるのでしょうか?」恐る恐る部長に尋ねてみた。
すると、「君の靴の踵を見たら誰でもそう思うよ!」と笑いながら言われた。
私が靴の踵を見ると、
マジックで「〇〇」と名前が書かれていた
長男が修学旅行の時に学校で名前を書かされていた靴だ
気付かなかった。
痛恨のミスをしてしまった
「君の給料は他の従業員より高いんだ。高級車を乗り回せとはいわないが、それなりの身なりをしないと部下が希望を持てないよ。それに君はこちら側で、2次会では上司の接待もしなければいけない立場だ。」
部長や室長の身なりはセミフォーマルで 襟付のシャツや、ブランドのインナーを着て高そうなジャケットを羽織っている。靴は妖怪人間ベロのような先が尖った革靴を履いており、バックもおしゃれであった。
うーん。私は根本的に間違っていたようです。
まとめ
大手企業の飲み代は親睦費用として給料から天引きされており、業務として組み込まれている。
大手企業は従業員の数が多いため、上層部の役員や他部門のメンバーとコミュニケーションできるのは飲み会だけになる。大手企業の飲み会は中間管理職の出世に直結するイベントであり、仕事の延長上にあると認識しなければならなかった。
そのため、靴に名前が書いてあった以前に、中間管理職はフォーマル向きな服装が求められおり、スポーツウェアへ向いてはいけなかったのだ。
この件を教訓にして、職場の飲み会用としてナウいファッションの服と靴を1セットだけ買うようにした。
大丈夫だ、長男と一緒に着れば元は取れる
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