サラリーマンの毎朝のストレス解消!満員電車で座れる方法

2022/05/21

仕事の流儀

t f B! P L

 

サラリーマンの毎朝の混雑した満員電車は疲れますよね。

満員電車で立つのは仕方がないことだとあきらめてはいませんか?


私は片道1時間半の電車通勤者でした。満員電車で往復で3時間です。

会社に行く前に疲れたよ・・・

「電車で座りたい。ほんのひと駅でもいいから安息がほしい」そう思っている人は大勢いると思います。

実は、満員電車で座れる方法があるんですよ!

私もこの方法を使って座れるようになり、毎朝の通勤ストレスを軽減することに成功しました。

通勤電車は戦いです。弱いものは立たされます。仕方がないとあきらめるのは簡単ですが、私は逆境に立ち向かうと覚悟を決めました。

スワリストになってやる!一流のスワリストになって見返してやると

※以降は電車で座ることに命を懸けた人=”スワリスト”と勝手に命名します

この記事では、満員電車で座れる秘訣を詳しく紹介します。

スワリスト基本動作編

道を極めるものは、基本が大事です。以下に初歩の心構えを紹介します。

席が空いているなら躊躇なく座れ


左右に人が座っていて、真ん中の席が空いている光景をよく見かけるが、スワリストは座るのに躊躇してはいけない。左右の人に遠慮したり、人と密着するのが嫌な人はスワリストに向いていない。

空いた席に座るのは当然の権利であり、満員電車の緩和にもつながる。悪質な乗客は隣に荷物を置いたり、足を広げたり、背広を広げたりして隣に座らせないような迷惑行為をしている。そんな人たちに公共のルールを教えてあげるのもスワリストの役目だと思う。

座る前にはやんわりと「すみません座ります」と声を掛ければよい。男性に比べて女性は躊躇しない。女性の方が割り切った人が多いのだろう。

空いた席には直ぐ座れ

席が空くと、しばらく待って誰も座らない事を確認してから座る人がいる。このしばらく待つ時間は3秒であることが多い。

日本人は公共の場で決断するのに3秒の基準を持っている。これは「3秒ルール」という食べ物を地面に落とした際に、3秒ルール以内ならセーフとする習慣が根付いているからだと推測される。

スワリストはこの3秒間を待ってはいけない。3秒後には座っているのだ

1秒目:クラウチングスタート

空いた席を確認し前傾姿勢を取りながら移動する。前傾姿勢を取ることで周囲に座ることをアピールする。

2秒目:ターン&スタイリッシュ

空いた席の手前でターンして背筋を伸ばす。背中を見せることで左右の乗客に移動を促す。

3秒目:エレガント・スワン

座る直前に「すみません」と軽く左右に会釈をして静かに座る。ガツガツ動き回り、座ったらドヤ顔する等の下品な行為は慎むこと。スワリストなら気高く、空を飛ぶ白鳥が湖に着水するかの様にエレガントに座ろう。

初級編:座席中央 つり革付近を確保せよ

電車で座るにはポジショニングが一番大事である。電車に乗る瞬間にすでに勝負は始まっている。多くの人は開閉口のキープしようと必死になるが、スワリストはそのポジションは狙わない。


開閉口を狙わない理由

開閉口のデメリット

  • 開閉時に出入りの人に翻弄される
  • 危険ゾーンに押し込まれる
    (吊革と手摺りが無い不安定な場所)
  • 押される、人の重圧がのしかかる
  • 人が密集するのでトラブルに遭う

私はドアの開閉口付近の危険ゾーンで手摺りを握ってクルクルと翻弄される人を「電車のポールダンサー」と呼んでいる

「”列車( トレイン)”と“踊(ダンス)”っちまったんだよ」

開閉部は痴漢や乗客同士のトラブルが発生しやすくストレスが溜まるのでおススメできない。すぐに降りるなら良いのかもしれないが、30分以上続くと疲労感が半端ない。

一番のデメリットは座ることを放棄していることだ

スワリストは『座席中央つり革付近』を最初にキープする


座席中央つり革付近をキープする理由

*座席中央つり革付近のメリット

  • 体の回転や移動が容易
  • 左右のつり革を利用することが出来る
  • つり革を持てなくても、手摺りを持てる
  • 左右座席の空き状態を把握しやすい
  • 座席が空いた瞬間に最短ルートで到達できる

座席中央つり革付近の最大のメリットは人の流れに逆らわず空いた座席に座りやすいということだ。満員電車で座るチャンスがあるのはこのポジションしかない。

席を立った人の通路を空ける⇒自然な流れで空いた席にそのまま席に座る

これができて初めてスワリストの第一歩を踏み出したと言える。

中級編①:電車で降りる人を予測せよ

スワリストは運だけに頼ってはいけない。理論や流儀を持たないと一流のスワリストとは言えないのだ。

席に座れる計算式は以下で示される

座れる確率={事前予測率×(1/移動距離値(m))}+回転率

席が空いた瞬間に移動距離が短いほど確率が上がってくることがわかる。

⇒それには事前予測が不可欠

降りる人を予測して、事前にその人の前に移動しスタンバイする

これが勝利の方程式となる。

電車で降りる人を予測しよう

<A~Eの以下の人がいたとする。降りる予測がしやすい人はどれだろう?>

A:スマホもしく本を読んでいる

B:音楽を聴いている

C:寝ている

D:大仏の様に動かない

E:2人以上でおしゃべり 家族連れ

F:学生

主にターゲットにするのはAかBの人である。スマホを見るのをやめたり、イヤホンを外して辺りをキョロキョロに見回す、本をバックに入れる等の仕草があれば降りる駅は近いと推測できる。そのような仕草を見た時は、ロックオンしてジリジリと移動し、その人の前に立つようにすればよい。

CやDはダーゲットに不向きだ。降りる前準備の動作をしない。特にDの起きているのか寝てるのかわからない大仏は、腰を上げて降りるのかと思ったら再び座りだすというフェイントを仕掛けてくる。降りる駅でも席を立つのが遅いので予測が難しい。スワリストの存在を知っていて嘲笑っているかもしれない。

Eは会話や服装からどこで降りるかわかる時がある。家族連れなら「USA乗り換え駅」「動物園乗り換え駅」、ビジネスマンでキャリーバックを持っていれば新幹線出口。推測が出来る様ならAやBより優先してよい。

Fの学生に出会えるとラッキーだ。降りる場所は決まっているので予測しやすいが、サラリーマンの朝は早いので学生とバッティングする機会はあまりない。

中級編②:ライバルを減らせ

座れる確率={事前予測率×(1/移動距離値(m))+回転率

※移動距離値=席までの移動距離(m)+ライバル人数×0.5

ライバルが少ないほど有利になるが、ライバル達を目力で威圧する・・・そんなことはスワリストの美学に反する。

普通もしくは指定駅止まりの電車に乗る

自分が降りる駅までの経路で快速の乗り継ぎ、普通への乗り換えがある場合、普通にそのまま乗るか指定駅止まりの電車に乗ったほうがライバルが少なくなるが・・・手間が増える為おススメは出来ない。

人の少ない車両に乗る

これにはコツがある。ホームに入ってくる電車の進行方向と逆に歩いて、走ってる車両の込み具合を確認するのだ。人が少ない車両を見つけたら立ち止まってゆっくり歩けばよい。これを逆にやると車両を走って追っかけることになり無駄な体力を消耗する。初めて乗る駅では重宝するワザである。

電車に乗ってから、車両を移動する

通勤電車や満員電車で車両内を移動するのは不可能に近い。状況を見極めないと車両連結部分に閉じ込められて永遠にサーフィンの練習をすることになる。休日のお出かけ時や、車両に人が少ない場合は、空いている席を見つけるまで車両を移動するのがおススメ。

電車から一端降りて空いている車両に移動する

乗り込んだ車両がすし詰め状態の満員電車であり、開閉口に固定されて『座席中央つり革付近』のポジションを取れない場合は有効な技といえる。次の駅で一端降りて少しでも空いている他の車両に移動して再びチャンスを狙うのだ。

※スワリストはこの技を「チェンジ ザ・ワールド」と呼んで、よく使用する

上級編①:回転率が高い車両を見極めろ


座れる確率={事前予測率×(1/移動距離値(m))}+回転率

これまでの手法を用いれば、なんとなく座れそうだが・・・

”ハッキリ言って疲れそう”

”いつも上手くいくとは限らない”

確かに、これまでの手法では問題点が多い。それは「不確定要素を待っている」守りの型だからだ。

スワリスト上級者は「回転率の高い車両を見極めて計画的に座る」攻めの型を使う。上級者にとって車両に人が多いか少ないかはさほど意味はない。回転率こそが命だ。

自分が座るには人が降りなければならない。回転率の高い車両を選べばチャンスの回数が増えて、座れる確率が飛躍的に上がることになる

回転率の高い車両ってどうやってわかるの?

実際は何日も掛けて各車両を調査するの必要があるのだが、駅に乗降位置案内があるなら活用しよう!

これを見れば、どの車両が乗り換え口や改札に近いかがわかる

狙い目は

①大きな駅の改札口に近い車両 

②他電鉄の乗り換え口に近い車両

③駅に改札口が一つしかない車両

通勤途中のサラリーマンは時間を大切にするため、①~③の出口が近い車両に乗っていることが多い。自分が乗車した駅から近い駅で①~③の条件に適合する車両を押さえておけば、早い段階で座れる可能性がある。

上記が通過駅の場合、他電鉄の乗り換え口が重なっている10号車、8号車の車両に乗ることが望ましい。但し、常に満員状態になっているためライバルが多く激戦区になる。ここでは基本に忠実に「座席中央つり革付近」をキープしておこう

穴場を狙うなら、特定電鉄の乗り換え口と、改札出口の近い4号車がおススメである。4号車は特定の人が利用することが予測できてターゲットを絞りやすい。

上級編②:毎日同じ電車に乗れ

サラリーマンは決まった時間、決まった車両に乗ることをルーチン化していることが多い。自分が毎日決まった電車を利用するなら、上級編①と合わせて降りる人の顔を数名覚えておけば100%座れることになる。



番外編:戦わないという選択


あえて戦わない・・人間だもの

人それぞれの考え方があり、今は多様性を認める社会だ。しかし、私はスワリストの道を極めたものでしか言う資格はないと考えている。「選択肢がある中で戦わないことを選ぶ」のは強者で、「選択肢が無いから戦わない」のは弱者である。

<戦わない方法とは>

(1)混雑を避けて早めに家を出る

(2)始発ターミナル駅の電車に乗る

私は(1)をやったことがある。混雑が嫌だったので1時間以上前(ほぼ始発)の電車に乗って、駅に付いたらマクドナルドや喫茶店でコーヒーを飲んで時間を潰していた。

確かに落ち着いて会社に行けるのだが、毎日のコーヒー代が予想以上に痛い。かといって、おっさんがコンビニで雑誌を読む、公園のベンチでハトに餌をあげるなんてことはできない。

また、サラリーマンにとって睡眠時間を削られるのは何をもっても代え難いという結論に至り、1か月も持たずに辞めてしまった。

小金持ちで時間を有効利用できる人にはおススメである

スワリストの神髄とは


ブラジルではカポエラという伝統格闘技がある

手足を拘束された黒人奴隷が看守にばれないように ダンスに見せかけて鍛錬した護身術が起源とされており、現代では格闘技のみならず国際的なスポーツダンスとしても多くの人に親しまれている。

カポエラとスワリストとの起源は似ている

ネクタイという首輪を付け、つり革という拘束具を掴まされ、電車という弱肉強食の鉄の監獄に押し込まれる。

押され・潰され・砕け散る

「もうダメかもしれない」と挫けそうになった時、社会という鎖で拘束されたサラリーマンが、ひと時の安らぎを掴むために編み出した護身術が「スワリスト」だ。

ひとつのことを極めろ

~あきらめるな立ち上がれ~

~いや、立ち上がったらあかんがな~

2年を掛けてスワリストを極限にまで磨き上げた結果、コンスタントに座れるようになり、念願の自由と安息を掴み取れた。

最初は嬉しく優越感に浸っていたが、徐々に虚しくなってきた。


・・・・・


私は本当は何がしたかったんだろう。

強くなることは、困っている人や弱い人を踏み台にすることなのか?

いや、違う

スワリスト鉄の掟3か条

  • 優先座席には絶対に座らない
  • 寝たふりをしない
  • お年寄りや子供連れ、妊婦さんには席を譲る

極めし技で勝ち取った席は、困っている人に譲るのです。

これが、スワリストの頂点を極めた

「スワリーナ」だ!!

どうぞお座り下さい

結論

サラリーマンにとって困難やストレスはつきものです。

抗えない状況でも創意工夫で楽しんではどうでしょうか。それが人生を豊かに生きるコツだと思います。

これで通勤ライフもエンジョイできますね!

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